院長ブログ

2025年のスギ花粉は例年より多い予報です

[ 公開日: 2025/1/5 ]

新年あけましておめでとうございます🌅
本年もよろしくお願いいたします
🎍

ところでまもなく、花粉の季節です🤧
今年の「花粉はどう?」とよく聞かれますので、今年の花粉情報を書きます📝
実はあいにく、例年より「多い」です。したがって花粉症の方には十分な事前準備をおすすめします。

花粉量の予測がどのようにされているかの説明をします。
主に、
1 前年の夏(特に7月)の日照量・気温
夏が猛暑で日照量が多いと翌年のスギ花粉は多いとされています。
ここのところ毎年猛暑ですので、以前よりスギ花粉が増えています。
地球温暖化がスギ花粉量に大きく影響しています。
2 前年のスギ花粉飛散量
リンゴやミカンなど果実にみられる隔年化現象が、スギ花粉にもあります。
「表年」「裏年」というもので、前年の花粉が多いと翌年少なく、前年の花粉が少ないと翌年多くなる傾向にあるのです。神奈川や東京では2023年が過去最高レベルに多く、2024年は並みでした。

の二つの要素で決まるとされています。昨夏は猛暑であり、今年は「表年」にもあたるわけです。

実際にこの理論通りになるかどうかを、神奈川県自然環境保全センターが毎年11月にスギ花粉を飛ばす雄花の生育状況を調査しています。直近の調査結果は2024年12月23日に神奈川県が「スギは例年よりも飛散量が多い。ヒノキは平年並み。」と発表しています。

県内30カ所のスギ林で着花状況を観察して点数化しています。今回の30カ所平均の点数は67.3で、前回の46.1、過去28年間平均の46.6をいずれも上回り過去5番目に高いとのことです。

参考 令和7年春のスギ・ヒノキ花粉飛散量はスギ「多い」、ヒノキ「例年並み」 – 神奈川県ホームページ

参考 スギ花粉、例年より「多い」 県予測、ヒノキ「平年並み」 | 大和 | タウンニュース

 

ではいまからできる対策ですが、「初期療法」をおすすめします。
毎年花粉症でお困りの方は、症状が出る前の1月中に耳鼻咽喉科🏥を受診し、あらかじめ相談や投薬を受けておくとよいです。!花粉症対策には「先手必勝」がとても大事です

参考 花粉症へは初期療法!本格飛散前から先手必勝! | 宮前平トレイン耳鼻咽喉科院長ブログ

参考 テレビ朝日 ワイドスクランブル『松岡修造 全力応援NEWS』で花粉症を解説しました | 宮前平トレイン耳鼻咽喉科院長ブログ

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