宮前区宮前平駅の補聴器外来なら宮前平トレイン耳鼻咽喉科へ

補聴器外来

補聴器外来

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日本人は補聴器に良いイメージを持っていないことが多いと言われています。年寄りだということを認めたくないということなのだそうです。したがって、かなり聴力が落ち、日常生活に支障を生じているにも関わらず、補聴器を使用していない方がかなり多いのです。

しかしながら、このことはあまり良いことではありません。聞き取りにくいまま生活すると、当然ですが耳から入る情報が減ってしまいます。すると頭を使う機会が減ってしまいますので、必要以上に老化が早まり、認知症などのリスクが高まるとされています。また、聞き取りにくいままですと、友人などとの話がはずまなくなりますので、自然と外出する機会が減ってしまい、頭も足腰の弱りも急速にすすんでしまいます。したがって、ある程度聴力の低下がある場合は、無理して補聴器なしで生活するよりも、適切に補聴器を使用し生活したほうが、老化現象がゆっくりですみますし、元気で若々しく生活できるということなのです。

また、老化現象としての難聴は内耳にある蝸牛細胞という音を感じる細胞が弱るのが最初に起こります。しかし、そのまま放置すれば、脳にある音を感じる聴覚野の細胞が使われなくなりますので、何年もたつと死んでしまいます。するといざ補聴器を付け音を大きくしても、脳の細胞が弱っているために、音としては聞こえたとしても言葉として理解できなくなってしまうのです。そこまで進行してしまいますと、たとえ補聴器を使用しても十分には活用できないのです。したがって、あまり難聴が進行する前に補聴器に詳しい耳鼻咽喉科でご相談いただきたいのです。

また、難聴がすすみますと、耳鳴りで悩む方が増えてまいります。補聴器を使用すると耳鳴りも軽減する場合があることがわかっております。

ただし慌てて補聴器を買うのはおやめください。耳鼻咽喉科を受診せずに購入してしまいますと耳垢が詰まっている、中耳炎があるなどは見落とされてしまいます。また、補聴器は買ってすぐに役に立つものではありません。何度も調整をしたり、練習をしたりして自分にあった補聴器に作り上げていくものなのです。これには技術や経験が必要なのです。補聴器は時計店、宝石店、電気店、出張販売などさまざまな場所で売られていますが、残念なことに十分な調整の技能がなく、耳鼻咽喉科との連携をとることなく高額な補聴器を販売しているケースが後を絶ちません。当院でご相談いただければ、きちんとフィッティングやアフターフォローを行える販売店を紹介いたします。高額な補聴器にはそれなりの利点がある場合もありますが、最近の補聴器は以前のものよりスタンダードな価格帯のものでも一般的な用途には十分になってきています。なお院長は日本耳鼻咽喉科学会の認定しております補聴器相談医ですので安心してご相談ください。

以下の項目に1つでも心当たりがある場合は、一度ご相談されることをお勧めします。

このようなときは
耳鼻咽喉科にご相談ください

  • 聞き間違いが多い。
  • 話しかけられた際に、聞き返すことが多い。
  • ほかの音が重なると、会話がうまく聞き取れない。
  • テレビを観るとき、家族と同じボリュームでは聞き取りにくい。
  • 銀行や病院の窓口などで、名前を呼ぶ声が聞こえづらい。

補聴器について

補聴器を装着さえすれば、昔と全く同じような聞こえに戻れるというわけではありません。

しかし、今までに聞こえなかった音が聞こえるようになることで、生活の中でのさまざまな不便が軽減され、より快適に暮らすことができるようになります。

※補聴器は、一人一人の難聴や聞こえの状態に合わせて調整(フィッティング)することが必要です。

また装着者によって、その効果が異なる場合があります。

補聴器の効果例

  • 会話が聞き取りやすくなる。
  • 相手が聞きやすい声で話せるようになる。
  • 小さい音量でも、テレビが観られるようになる

など。