【黄砂アレルギー?】検査に出ない春の鼻炎の正体
[ 公開日: 2026/2/15 ]

鼻水・くしゃみの意外な原因「血管運動性鼻炎」を見極める方法
2月中旬になり、鼻の症状で受診される方が増えています。しかし、検査結果を見て驚かれる方が少なくありません。
「先生、こんなに辛いのに結果が『陰性』です。これって花粉症じゃないんですか?」
実は、春の鼻水の正体は花粉(アレルギー)だけではありません。その正体は、検査には出ない「血管運動性鼻炎」かもしれません。まずは、ご自身の体質を「可視化」することから始めましょう。
1. まずは検査で「敵」を知る:当院の2つの検査
当院では、一度に約40項目のアレルゲンを調べることができます。どちらも精度は高いですが、「当日の待ち時間」や「予約方法」が異なります。
ドロップスクリーン(当日結果を知りたい方向け)
- 採血方法:指先からたった1滴(注射器使いません!)
- 結果判明:約30分(当日説明)
- メリット:その日のうちに原因がわかる
- 予約枠:「ドロップスクリーン予約」枠からお願いします
View39(忙しい方向け)
- 採血方法:腕からの通常の採血
- 結果判明:後日の再診時(1週間後から)
- メリット:30分待たずにすぐ帰れるため、お仕事帰りや予定の合間に受診したい方に最適。
- 予約枠:「一般診療(完全ネット予約制)」枠で可能。


2. 検査が「陰性」だった場合の正体
検査でスギ、ヒノキなどの花粉、ダニなども「白(陰性)」だった場合、疑われるのが「血管運動性鼻炎」です。花粉症との違いをまとめました。
【比較】花粉症 vs 血管運動性鼻炎
花粉症(アレルギー性)
・血液検査:陽性(スギ・ヒノキなど)
・目の症状:強いかゆみ
・悪化する条件:花粉の飛散量が多い日
血管運動性鼻炎
・血液検査:陰性
・目の症状:かゆみよりも、異物感(ゴロゴロする感じ)や流涙が目立つ
・主な原因:寒暖差、黄砂、匂い、ストレスなど
・悪化する条件:寒暖差がある時や、花粉がまだ本格的に飛んでいない日でも症状が強い場合(花粉の飛散量と症状がリンクしていない場合)

3. 「黄砂」だけじゃない!スイッチはどこにある?
最近話題の「黄砂」は、アレルギーではなく「物理的な刺激物」です。微細な砂が粘膜に刺さるような刺激を与えることで鼻水が出ます。これが血管運動性鼻炎の代表例です。
しかし、原因はそれだけではありません。
- 温度差(寒暖差): 暖かい部屋から外へ出た瞬間。
- 気圧・匂い: 台風の前や、タバコ・香水の強い匂い。
- 自律神経の乱れ: 疲れやストレスが鼻のセンサーを過敏にします。
さらに、血液検査は陰性でも鼻粘膜だけで反応が起きる「LAR(局所性アレルギー性鼻炎)」というややこしい病態も存在します。これらは、検査結果を踏まえた上で、慎重に診断していく必要があります。
まとめ:まずは受診を
2月中旬の今はまだ、スギ花粉の本格飛散前。今すでに症状が辛い方は、別の原因(通年性アレルギーや血管運動性鼻炎)が隠れている可能性が大です。
原因が分かれば、粘膜保護や自律神経へのアプローチなど、最適な治療法が見つかります。ぜひ、ご予約の上、ご受診ください。宮前平・鷺沼・宮崎台の皆さんの「鼻の悩み」を一緒に解決いたします!


