院長ブログ

カモガヤ花粉症(イネ科花粉症)やアレルギー性鼻炎の治療は今すべき”新型コロナウイルス対策”

[ 公開日: 2020/5/12 ]

スギ・ヒノキ花粉症の季節はほぼ終わり、快適に過ごされている方が多いとは思います。しかしながら、最近「くしゃみ」「鼻水」「目がかゆい」などの症状が出ている方もかなりいるはずです。
今の時期の原因として通年性アレルギー性鼻炎(特にダニ、ハウスダストに対するアレルギー)に加えて5~6月はカモガヤ花粉症(イネ科花粉症)がとても多いです。

 

今回強調するのは、新型コロナウイルスのことを毎日心配しなければいけない今だからこそ、アレルギーの原因をきちんと調べたり、治療すべきだということです。外出を減らすことはもちろん大事ですが、アレルギー症状の治療をするために受診することには大きな意味があるのです。

その理由を3つあげます。
その1 鼻や目を触ることが新型コロナ感染のリスクになるから
新型コロナウイルスがもし手についたとしてもそれだけでは感染しません。しかし、手を洗ったり消毒する前に、鼻・口・目を触ってしまうと感染してしまいます。アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎がある人は無意識に鼻や目をさわってしまうものです。したがって、新型コロナウイルスに感染する確率が上がってしまいます。
なので、アレルギーがある場合は、症状が軽く例年ならば治療しないくらいだとしても、新型コロナウイルスが心配な今だからこそ治療すべきなわけです。
その2 アレルギー症状があると、新型コロナかもと周りに誤解されるから。
鼻水、くしゃみはアレルギー症状と風邪症状のいずれにもあてはまります。新型コロナウイルス感染の軽症例は風邪症状と区別がつきません。したがって、アレルギーで症状が出ている人は周囲からするとはとても心配な存在となりえます。
いつもなら様子みる症状だとしても今年はしっかり治療すると、周りは安心しますし、本人も楽です。
その3 もしも新型コロナに感染したときに周囲に広げないため
誰しも新型コロナにならないとはいいきれない状況です。だからこそ、もしも感染してしまったときに大切な家族や友人などに広めないためにも、くしゃみや鼻水は減らしておきたいところです。新型コロナに感染してからでは間に合いませんので、日ごろからアレルギー症状は治療して抑えておくべきです。
もちろん、新型コロナウイルスにならないことはとてもとても重要ですから、トレイン耳鼻科は様々な対策を行っています発熱や咳の方は必ず事前に電話いただくこととしています。皆さまのご協力でそのような方が直接来院されることはここのところ皆無です。ありがとうございます。その他にも、ビルの非常口・クリニックの出入口・院内の各部屋のドアは常時開けて換気を行う、院内滞在時間を最小限にするために電話であらかじめ相談してからの来院をおすすめもしています。また、幸いといっていいのかわかりませんが、とってもすいてもいます
カモガヤ花粉症、イネ科花粉症って何?という方が多いとは思います。こちらについては次のブログに書くことにします。
トレイン耳鼻科が行っている、新型コロナ対策の詳しいことはその次のブログに書く予定です。どうか少しでも不安が減りますように祈るとともに、できることを頑張らせていただきます。
まずはブログをマメに書いて情報発信いたします。
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