スギ花粉症の季節が始まりました。去年の1.8倍??例年の7割??どっちが本当????
[ 公開日: 2021/1/22 ]
昨日2021/1/21(木)のテレビ朝日とフジテレビのニュースでスギ花粉症を取りあげています。
都内の花粉は去年比1.8倍 聞くだけで目がかゆい…(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース
都内の花粉予想 飛散量 例年の約7割(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュース
片方は「去年の1.8倍」、もう一方は「例年の7割」と見出しがなっています。
一体どっちが本当??って思いますよね。
実はどちらも間違ってはいません。
いずれも東京都が発表した発表内容を報道しています。
実は昨年2020年春は平年よりも花粉がだいぶ少なかったのです。
なので、今年は昨年よりだいぶ多いという予報です。
ただし、今年は極端に花粉量が多いわけでもないので、過去10年平均の7割とも発表しているのです。
じゃあ、どう考えればよいかもう少し解説します。
まず、スギ花粉の量は年によってかなり変動があり、10年のうちに何度か極端に多い年があり、それに引きずられて平均値があがっています。
なので平均の7~8割といっても普通に花粉は多く、基本的にはつらいですので今年は楽と考えない方がよいです。
加えて、今年はコロナ対策として、会社・学校・お店などで換気を徹底しています。
花粉の季節に換気をするということは、花粉が室内に大量に入りどう考えてもつらくなりそうです。
したがって、今年は
・普通に花粉は多い
・コロナ対策による換気の影響を大きくうける
と考え、楽ではない、あるいはだいぶつらい花粉シーズンと考えるべきと思います。
で、重要なのは、今できることは何かですが、ぜひ早急に耳鼻咽喉科を受診ください。
症状が出始めたか、もうすぐ出始めるかの時期から「良い薬での治療」をすると2~3月の症状は楽になります。
俗にいう「予防治療」です(正式には初期療法といいます)。
「良い薬での治療」とは何かですが、あいにく市販薬にはあまりありません。
・眠気がない
・よく効く
は最低必要ですし、
・少ない服用回数(できれば1日1回)
・あまり高くない
というのも実現したいところです。
是非、1月下旬や2月第一週目くらいまでに、宮前平トレイン耳鼻咽喉科にお越しください!
記事一覧へ