院長ブログ

学校検診で「鼻炎」と言われたら、耳鼻科で一度きちんと調べましょう

[ 公開日: 2026/7/7 ]

〜アレルギー性鼻炎・ドロップスクリーン検査・舌下免疫療法について〜

学校検診で、お子さんが「鼻炎」「アレルギー性鼻炎の疑い」「耳鼻科受診をおすすめします」と言われることがあります。

保護者の方としては、

「鼻水くらいで耳鼻科に行くほどなのかな?」
「前にもアレルギー性鼻炎と言われたことがあるし、また同じかな?」
「本人はあまり困っていなさそう」
「検査は痛いのかな?」
「舌下免疫療法って、うちの子にも関係あるのかな?」

と迷われることもあると思います。

しかし、以前にアレルギー性鼻炎と診断されたことがあるからといって、放置してよいわけではありません。

特に小学校高学年から中学生くらいになると、以前に診断されたまま、継続的な治療を受けていないお子さんも少なくありません。

「診断されたことがある」ことと、「現在きちんと管理できている」ことは別です。

 

🏫 学校検診だけですべての鼻炎が見つかるわけではありません

学校検診は大切な機会ですが、すべてのアレルギー性鼻炎を拾えるわけではありません。

学校検診で指摘されていなくても、

くしゃみ
鼻水
鼻づまり
口呼吸
鼻をよくすする
鼻血を繰り返す
寝ているときに口が開いている

このような症状がある場合は、アレルギー性鼻炎が隠れていることがあります。

お子さんは、鼻づまりに慣れてしまい、自分から「つらい」と言わないこともあります。

しかし、鼻炎は単なる鼻水・くしゃみだけではありません。
睡眠、集中力、運動、学校生活に影響することがあります。

 

🔍 まずは原因を調べることが大切です

鼻炎といっても、原因は一つではありません。

スギ花粉
ダニ・ハウスダスト
カビ
動物
季節性のもの
一年中続くもの

など、原因はさまざまです。

原因がわからないまま薬だけを使っていると、
「毎年同じ時期につらい」
「薬をやめるとまた悪くなる」
「一年中鼻がつまっている」
という状態が続いてしまうことがあります。

アレルギー性鼻炎は、原因を知ることで治療方針が立てやすくなります。

 

🩸 当院では、当日約30分で結果がわかるドロップスクリーン検査を行っています

宮前平トレイン耳鼻咽喉科では、アレルギーの原因を調べる検査として、ドロップスクリーン検査を行っています。

ドロップスクリーン検査は、指先から少量の血液を採取して行う検査です。

注射器は使いません。
痛みはとても少ない検査です。
結果は当日約30分でわかります。

スギ、ダニ、ハウスダスト、動物、カビなど、さまざまな項目を調べることができます。

また、当院ではドロップスクリーン検査機を4台導入しています。
そのため、ご兄弟やご家族で同時に検査を行うことも可能です。

「兄弟で鼻炎がある」
「親子で花粉症がある」
「家族みんな鼻が悪い」

という場合にも、同じ日に検査結果を確認し、治療方針を考えることができます。

【2024/2/9のブログ】日本テレビ「ZIP!」で「指先から1滴の血液🩸で41種のアレルギーが30分でわかる検査」が紹介されました

 

🌲 スギ・ダニが原因なら、舌下免疫療法という選択肢があります

スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の場合、舌下免疫療法という治療があります。

舌下免疫療法は、毎日少量のアレルゲンを体に取り入れることで、アレルギー反応を起こしにくい体質を目指す治療です。

薬で一時的に症状を抑えるだけではなく、長期的に症状を軽くすることを目指します。

ただし、舌下免疫療法は数日で終わる治療ではありません。
毎日続ける長期治療です。

当院では、基本的に4年以上の継続をおすすめしています。

だからこそ、始める前に、

本当にスギやダニが原因なのか
今の症状が舌下免疫療法の対象になるのか
いつ始めるのがよいのか
毎日続けられるか

を確認することが大切です。

【当院HP】舌下免疫療法について 宮前平トレイン耳鼻咽喉科

 

💴 子どもの医療費助成により、治療を受けやすくなります

現在、中学生までは小児医療費助成の対象です。
そのため、対象となるお子さんでは、受診や検査、治療の自己負担額は少なくなります。

さらに川崎市では、令和8年9月から小児医療費助成制度が拡充され、高校3年生相当まで助成対象が広がる予定です。
また、通院1回あたり500円の一部負担金も廃止される予定です。

つまり、令和8年9月以降は、高校3年生相当までのお子さんが、より医療を受けやすくなります。

舌下免疫療法は、4年以上の継続を考える治療です。
医療費助成の対象が広がることは、治療を始めるうえで大きな後押しになります。

【川崎市HP】令和8年9月から小児医療費助成制度の助成対象を高校生年代まで拡大し、一部負担金を廃止します。

 

👃 中学生以上で鼻づまりが強い場合は、レーザー治療を検討することもあります

鼻づまりが強く、薬を使っても十分に改善しない場合には、年齢や症状によってレーザー治療を検討することもあります。

特に中学生以上で、

鼻づまりが強い
口呼吸が多い
薬を使っても鼻づまりが残る
勉強や睡眠に影響している
部活や運動中につらい

という場合には、一度ご相談ください。

もちろん、すべての方にレーザー治療が必要なわけではありません。
まずは鼻の状態を診察し、アレルギーの原因や症状の程度を確認したうえで、治療方針を考えます。

【2026/6/3のブログ】鼻レーザー治療のすすめ~舌下と違った特徴があります 新型機に更新しました

 

🚂 宮前平トレイン耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎の診療に力を入れています

当院では、アレルギー性鼻炎、スギ花粉症、ダニアレルギー、舌下免疫療法、ドロップスクリーン検査に力を入れています。

学校検診で鼻炎を指摘された方。
以前にアレルギー性鼻炎と診断されたものの、継続治療をしていない方。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、口呼吸、鼻血の繰り返しがある方。
舌下免疫療法を検討したい方。
ご兄弟やご家族で一緒にアレルギー検査を受けたい方。

「いつもの鼻炎」で終わらせず、一度きちんと原因を調べてみませんか。

お子さんの鼻の状態を確認し、必要に応じてドロップスクリーン検査や治療をご提案いたします。
学校検診後の用紙をお持ちの方は、受診時にご持参ください。
WEB問診で「学校検診で鼻炎を指摘された」と入力していただくと、診察がよりスムーズです。

 

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