【7月日帰り4回旅・第2弾】満開のバラ、帯広の水、まさかの延長戦~十勝ガーデン&グルメ日帰り旅~
[ 公開日: 2026/7/9 ]
みなさん、こんにちは。旅する耳鼻科医です😊
前回の松山編は、実はハプニングなしという、旅としてはある意味おそろしいほど完璧な結果に終わりました。
さて、今回の第2弾は、いつも通りの一人旅で、北海道・帯広へ。
舞台は十勝。
テーマは、庭です。
十勝ヒルズ、紫竹ガーデン、六花の森。
この3つのガーデンをめぐるという、私にしてはかなり穏やかな目的を掲げての休診日旅でした。
とはいえ、十勝まで来て花だけで終わるわけがありません。
小麦、バター、野菜、温泉、そして豚丼。
日帰りとは思えないほど欲張りな一日になりました。
✈️ 早朝の羽田から帯広へ。日帰り旅は初動がすべて
朝はJAL便で羽田から帯広空港へ。
帯広空港に到着後は、レンタカーもスムーズに借りられ、あっという間に出発できました。
ここで詰まると、その後の余裕が一気に減ってしまいます。

🌹 十勝ヒルズへ。満開のローズガーデンが本日の主役
最初に向かったのは、十勝ヒルズです。
今日いちばん花が美しかったのは、間違いなくここでした。
特にローズガーデンがちょうど満開。
園路に沿って、オレンジ、ピンク、赤、淡い黄色のバラが次々と咲き、紫色の宿根草と重なって、きれいな色の層をつくっています。
この日は少し雲の多い空でしたが、それがむしろ幸いしました。
強い日差しで花の色が白く飛ぶことなく、やわらかい発色のまま楽しめました。


近づくと、ふわっと香りが立つバラ。

その中を歩いていると、蝶にも出会いました。

木陰の椅子に少し腰を下ろし、緑と花と木々に囲まれてぼんやりする時間。
診療中は、症状、検査結果、処方、スタッフの動き、予約の流れ、経営判断と、頭の中でいくつものことを同時処理しています。
もちろん、それが仕事なのですが、こういう時間があると、脳の中の余計なタブがすっと閉じていく感覚があります。


ガーデンを出たあとは、売店でグリーンアスパラガスとミニトマトを購入。
花を見に来たはずが、早くも十勝の食材ハントが始まりました。

🍞 北海道ホテルへ。帯広のハレの日ホテルでパンとランチ
続いて向かったのは、帯広市内の北海道ホテルです。
北海道ホテルは、帯広を代表する老舗ホテル。
単に北海道にあるホテルという意味ではなく、帯広の人にとって、少し特別な日にも使われるハレの日のホテルという雰囲気があります。
2025年5月の日帰り帯広旅でも訪れて印象がよかったので、今回も最初からランチはここと決めていました。

予定より早く到着したため、まずは館内のベーカリー、アンクルモールセンへ。
十勝といえば、小麦、バター、乳製品。
この土地でホテルのパンを買わずに帰るわけにはいきません。まずはパンを確保し、車に格納。
帰宅後の楽しみも、ここで一つ増えました。


🍽️ バード・ウォッチ・カフェで2,200円の十勝ランチ
ランチは、ホテル内のバード・ウォッチ・カフェへ。
大きな窓の向こうに緑が広がる、落ち着いた雰囲気のレストランです。
先ほどまで十勝ヒルズで花の中を歩いていたのに、今度はホテルの窓辺から緑を眺めながら食事をする。
この流れが、とても気持ちよいものでした。
いただいたのは、7月限定のぐるっとTOKACHI旬景色ランチ2026 Vol.2。
十勝各地の食材が少しずつ登場するコースです。
・帯広川西長いもと彩りミニサラダ/陸別町産えびすかぼちゃの冷製スープ
・陸別町産鹿ベーコンと野菜のスパニッシュオムレツ
・広尾町産サクラマスと芽室町産春菊のクリームパスタ
・鹿追町産豚ロース肉のソテー
・レモンのパウンドケーキ 陸別町産ミルクアイス添え




料金は2,400円。
これでも十分安いのですが、LINE友だち特典で200円引きの2,200円。
さすがに安すぎます。
そして、予想外に印象に残ったのが水です。
何気なく出されたお水が、冷たく澄んでいて、雑味がない。
ドリンクメニューを頼む気がなくなるほど美味しいのです。
あとで知ったのですが、帯広の水道水は札内川の伏流水などを原水としており、この札内川は清流日本一に8回輝いたことがあるそうです。
かつて旧厚生省から、おいしい水道水の都市にも選ばれているとのこと。
十勝ランチの最後に、まさか水の実力まで体感するとは思いませんでした。
🌸 紫竹ガーデンへ。紫竹おばあちゃんの思いが残る庭

十勝ヒルズが、手入れの行き届いた華やかな庭だとすれば、紫竹ガーデンはもう少し素朴であたたかい庭です。
紫竹おばあちゃんこと紫竹昭葉さんが、ご主人を亡くされたあとに育て上げたことで知られています。
白い椅子とアーチ。
丘の上のブランコのような景色。
観光地として整備された庭というより、花と人の記憶がそのまま残っている庭、という印象でした。


同じ十勝のガーデンでも、十勝ヒルズとはまったく違う個性。
続けてめぐったからこそ分かる違いでした。
🥔 道の駅なかさつないと地元スーパーで、十勝野菜を確保
六花の森へ向かう途中、道の駅なかさつないに立ち寄りました。
十勝ヒルズですでにアスパラとミニトマトを購入していましたが、十勝まで来て道の駅を素通りするわけにはいきません。
店内には、地元の野菜がずらり。
レッドムーン、しいたけ、きゅうり、ほうれん草、スナップエンドウなど、どれも新鮮で、値段も実に魅力的です。
特にレッドムーンは150円。こういうものを見てしまうと、もう買わない理由がありません。
この後、地元スーパーでも十勝産の立派な長芋を追加購入しました。
メロンもかなり魅力的でしたが、日帰り飛行機旅で持ち帰るには少し大物です。
ここは冷静にトリアージして見送りました。
気づけば、日帰りガーデン旅というより、十勝野菜の買い出しツアーの様相に。
美しい花を見て、よい野菜を買う。
どちらも土地の力を味わうという意味では、同じなのかもしれません。


🍪 六花の森へ。ハマナスと、できたてマルセイバターサンド
午後のガーデンめぐり最後の目的地は、六花の森です。
六花亭のお菓子の包装紙に描かれた草花の世界を、実際に歩くような場所です。
この日はハマナシ、いわゆるハマナスが見頃で、緑の中に濃いピンクの花がぽつぽつと咲いていました。
園内には、壁一面に草花の模様が広がる建物もあります。
外の森と室内の装飾がゆるやかにつながっていて、まさに包装紙の中に入り込んだような感覚になります。



そして、楽しみにしていたのができたてのマルセイバターサンドです。
お土産としてのマルセイバターサンドは、もちろん何度も食べたことがあります。
ただ、できたてをその場で食べる機会はなかなかありません。
いただいてみると、クッキーはサクッと軽く、クリームも新鮮で、いつものしっとりしたマルセイとはまた違う美味しさでした。
結論、どちらも良い。
非常に平和な結論です。

🚃 旧幸福駅へ。今回はさっとご挨拶
六花の森を出たあとは、かつての国鉄広尾線の駅跡、旧幸福駅へ。
2025年5月にはしっかり見た場所なので、今回はさっとご挨拶する程度にしました。
それでも、幸福という名前の駅に立ち寄るだけで、少し縁起のよい気分になります。
当院は、宮前平トレイン耳鼻咽喉科。
旅先で鉄道の記憶に出会うと、やはり素通りできません。
診療も旅も、どこかで運行管理をしているのかもしれません。



♨️ 予定外のご褒美。北海道ホテルのモール温泉へ
すべての行程が順調に進み、まだ時間に余裕がありました。
そこで、当初予定になかった北海道ホテルの日帰り入浴へ。
バスタオルとフェイスタオルの無料レンタルもあり、旅の途中でも入りやすいのがありがたいところです。
植物由来の有機物を含むモール温泉は、湯ざわりがなめらかで、美人の湯と呼ばれるのも納得の肌ざわりでした。
フィンランド式サウナにも挑戦しましたが、私はサウナ初心者です。
無理はしません。
短時間で切り上げました。
何事も、適応と限界を見極めることが大切です。
診療でもサウナでも、そこは同じです。
そして、ここでまた驚いたのが、水風呂横の飲用蛇口。
ランチで水がやたら美味しいと感じた理由が、完全に腑に落ちました。
湯上がりに飲む帯広の水は、それだけで十分ごちそうでした。
🐷 最後は元祖豚丼ぱんちょうへ
締めは、帯広の豚丼発祥の店として知られるぱんちょうです。
1933年創業の名店。
注文したのは竹です。
ちなみに、一番上のランクは梅。
初代の奥さんの名前に由来するそうです。
炭火で香ばしく焼いた豚肉に甘辛いタレ、白いご飯、中央にグリーンピース。
シンプルだからこそ、豚肉とタレとご飯の力がそのまま伝わってくる一杯でした。


この日は、昼に北海道ホテルで鹿追町産豚ロース肉のソテーをいただいています。
そして夜は、ぱんちょうの豚丼。
つまり、昼も夜も豚肉料理です。
普通なら少し迷うところですが、十勝ではこれでよいのです。
むしろ、これでこそ十勝です。
早めの時間だったおかげで並ばずに入店できましたが、店を出るころには外にしっかり列ができていました。
🍦 帯広空港でソフトクリーム。そして、まさかの延長戦
レンタカーを返却し、余裕を持って帯広空港へ。
制限エリアでソフトクリームを食べながら、このブログを書き始めていました。
花を見て、野菜を買い、温泉に入り、豚丼を食べ、最後は空港でソフトクリームを食べながらブログを書く。
なかなか理想的な締め方です。
と思っていたところで、最後に予定外の展開がありました。
羽田空港でバードストライクが発生し、滑走路の一部が閉鎖。
その影響で、折り返し便である私の帯広発羽田行きも、約40分遅れとのアナウンスが入りました。
松山編は、ハプニングなしの完璧な実証編。
今回は、まさかの延長戦です。
とはいえ、ここまでの行程がすべて順調だったからこそ、慌てることはありませんでした。
ソフトクリームを食べながら、写真を整理し、ブログを書く時間が増えた。
そう考えることにします。
飛行機を使う日帰り旅では、こういうこともあります。
大切なのは、最後に少し余白を残しておくこと。
今回は、その余白がきちんと効きました。

🚂 まとめ
満開のローズガーデン。
帯広の水。
紫竹ガーデンの素朴な花。
六花の森のできたてマルセイバターサンド。
旧幸福駅、モール温泉、ぱんちょうの豚丼。
これだけ楽しんだあとの40分遅れなら、まあ許容範囲です。
3つのガーデンを中心に、食、温泉、鉄道の寄り道を組み合わせる。
予定が順調に進んだからこそ、予定外のモール温泉にも入ることができ、最後には予定外の延長戦まで待っていました。
計画通りに進む旅もよいですが、計画から少しはみ出したところに、旅の記憶は残るものです。
【7月日帰り4回旅・第3弾】は南紀白浜へ飛びます!
