院長ブログ

🍂 秋はダニアレルギーと花粉症の季節 当院のドロップスクリーンA-1は全国最多タイの5台に

[ 公開日: 2026/9/2 ]

当院では、アレルギー検査機器「ドロップスクリーンA-1」を5台設置しています。

先日、製造販売元の責任者の方に伺ったところ、

クリニックでのドロップスクリーンA-1の設置台数としては、5台が全国最多タイ

とのことでした。

もっとも、全国最多タイを目指して5台そろえたわけではありません(笑)。

当院には、アレルギー性鼻炎や花粉症、ダニアレルギーなど、アレルギー疾患で受診される患者さんがとても多くいらっしゃいます。

検査を希望される患者さんも多いため、少しずつ増設していった結果、現在の5台になりました。

今回は、

「そもそもドロップスクリーンって何?」

という方にこそ、この検査について知っていただきたいと思います。

🩸 ドロップスクリーンA-1とは?

ドロップスクリーンA-1は、少量の血液でアレルギーの原因を調べることができる検査機器です。

一般的なアレルギーの血液検査では、腕の静脈から採血して検査会社へ送り、後日結果を確認することが多いと思います。

一方、ドロップスクリーンでは、

指先から1〜2滴程度の少量の血液を採取して検査することができます。

注射器を使って腕から採血する必要がないため、採血が苦手なお子さんにも比較的行いやすい検査です。

そして大きな特徴が、

一度に41項目のアレルゲンを調べられること。

スギ、ヒノキなど春の花粉をはじめ、

・ダニ
・ハウスダスト
・初夏や秋の花粉
・イヌ
・ネコ
・カビ
・昆虫
・複数の食物

など、合計41種のアレルゲンについて調べることができます。

検査開始からおよそ30分で結果が出るため、当院ではその日の診察の中で結果をご説明することもできます。

「ずっと鼻炎があるけれど、何に反応しているのかわからない」

「スギ花粉症だと思っているけれど、本当にスギだけなのかな?」

そんな方にとって、アレルギーの原因を考えるための一つの手段になります。

📺 以前、テレビでも紹介していただきました

ドロップスクリーンについては、以前、テレビでも当院での検査の様子を紹介していただきました。

指先からわずかな血液を採取して、多くのアレルゲンを調べられることに驚かれる方も少なくありません。

当時の記事はこちらです。

👉 日本テレビZIPでドロップスクリーン検査を取材していただきました

 

🏥 なぜ5台も必要なのか?

ここが、今回いちばんお伝えしたいところです。

当院には、アレルギー性鼻炎や花粉症、ダニアレルギーなど、アレルギー疾患で受診される患者さんがとても多くいらっしゃいます。

そのため、時期によっては1日に何十件ものドロップスクリーン検査を行います。

ドロップスクリーンは便利な検査ですが、1台の機械で一度に何人もの検査ができるわけではありません。

検査希望の患者さんが重なると、当然ながら「検査待ち」が発生します。

当院では、この検査待ちをできるだけ避けたいと考えてきました。

また、ドロップスクリーンはお子さんだけでなく、ご家族で一緒に検査を希望されることも少なくありません。

「兄弟2人を一緒に調べたい」

「子どもとお母さんを一緒に検査したい」

そんな場面で、

「機械が空くまで、次の方は30分待ってください」

ということには、なるべくしたくありません。

そこで、検査件数が増えるたびに、

最初は3年前に2台。

昨年4月に2台から3台へ。

そして今年、4台、5台と増設してきました。

正直に言えば、機械を増やせば増やすほど採算が良くなる、という設備ではありません。

それでも、

検査待ちを減らしたい。

ご家族で来院された場合には、できるだけ同時に検査を進めたい。

そのため、採算はかなり度外視して台数を増やしてきました。

現在は5台。

実際に、5台すべてが同時に動いていることもあります。

製造販売元の責任者の方によると、クリニックでのドロップスクリーンA-1の設置台数としては、5台が全国最多タイとのことでした。

全国最多タイを狙ったわけではありません(笑)。

アレルギー疾患の患者さんをたくさん診療し、検査をできるだけお待たせしない体制をつくってきた結果が、5台でした。

 

🍁 秋はダニアレルギーの季節です

そして、ちょうどこれからの季節に知っていただきたいのが、

秋のダニアレルギー

です。

花粉症というと、春のスギ・ヒノキを思い浮かべる方が多いと思います。

しかし、秋にも鼻水、鼻づまり、くしゃみなどのアレルギー症状が悪化する方は少なくありません。

その原因の一つがダニです。

室内のダニは、高温多湿となる夏に増えます。

その後、秋になるとダニの死骸やフンなどが細かくなり、室内に舞いやすくなります。

これらがアレルゲンとなり、鼻炎症状を引き起こします。

当院でこれまでご紹介してきたデータでも、

ダニアレルゲンは10月が最も多く、9月がその次に多い時期です。

つまり9月、10月は、夏に増えたダニが残したアレルゲンの影響が強く出やすい季節です。

以前にも、秋のダニアレルギーについて詳しくご紹介しています。

👉 夏・秋に増えるダニアレルギーについて

👉 ダニについての日本テレビDayDay.取材記事はこちら

 

🤧 「秋になると鼻が悪くなる」方へ

例えば、

「春ではないのに、最近くしゃみや鼻水が増えた」

「朝起きると鼻がムズムズする」

「一年中鼻炎だけれど、秋になると悪化する」

「子どもが家の中で鼻をよくすすっている」

そんな場合には、ダニやハウスダストが関係していることがあります。

もちろん、鼻炎の原因がすべてアレルギーというわけではありません。

また、アレルギー検査で陽性になったものが必ず症状の原因とは限りません。

検査結果だけを見るのではなく、

症状、鼻の状態、症状が出る季節や場所などと合わせて考えることが大切です。

そのうえで、

「一度、自分が何に反応しているのか調べてみたい」

という方には、ドロップスクリーンという検査方法があります。

 

👦 9月1日から川崎市では高校生年代まで医療費助成が拡大しました

そして、今年はもう一つ大きな変化があります。

2026年9月1日から、川崎市の小児医療費助成制度が拡充されました。

これまで中学生までだった助成対象が、

高校生年代まで拡大

されています。

さらに、小学4年生から中学3年生までの通院時にあった自己負担も廃止されました。

そのため、川崎市の小児医療証を利用できる方では、

高校生年代まで保険診療の自己負担が原則0円

となりました。

※予防接種、健康診断、診断書など、保険診療ではない費用は助成の対象外です。

制度変更については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

👉 2026年9月1日から川崎市の小児医療費助成が大きく変わりました

 

🌿 「原因を知る」ことがアレルギー診療の第一歩です

鼻水や鼻づまり、くしゃみが続いていても、

「昔から鼻炎だから」

「たぶん花粉症だろう」

と、その原因を一度も調べたことがない方は意外に少なくありません。

実際には、

スギだけでなくダニにも反応していたり、

春だけでなく秋の花粉にも反応していたり、

複数のアレルゲンが関係していることもあります。

自分の症状の原因を知ることは、今後の治療や生活環境を考えるうえで役立つことがあります。

秋は、ダニアレルゲンが多くなる季節です。

ちょうど9月から川崎市の小児医療費助成制度も拡充されました。

「この鼻炎、何が原因なんだろう?」

と思っている方は、この機会に一度考えてみてもよいかもしれません。

当院のドロップスクリーンA-1は現在5台。

製造販売元の責任者によると、クリニックでは全国最多タイだそうです。

でも、これからも目指したいのは設置台数日本一ではありません(笑)。

必要な検査を、必要な患者さんに、できるだけスムーズに提供すること。

そのための5台です。

30分で41種類わかるアレルギー検査ドロップスクリーン|宮前平トレイン耳鼻咽喉科

 

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