【9月日帰り旅】旬の津軽を味わう一日 ~嶽きみ、動く弘前城、奇跡のりんご~
[ 公開日: 2026/9/3 ]
9月最初の日帰り旅は、青森へ飛びました✈️
今回の目的地は弘前です。
9月初旬は、早生りんごと岩木山麓の「嶽きみ」が楽しめる季節。
今回も朝から一日、津軽を巡ります。

✈️ 青森空港から、まずはりんご
羽田空港から朝のJAL便で青森空港へ。
レンタカーを借り、最初に立ち寄ったのは道の駅なみおか「アップルヒル」です。
青森まで来たからには、やはり最初はりんご🍎
今回は「つがる」と、黄色い「きおう」を購入しました。どちらも本格的なりんごシーズンに先駆けて出回る早生品種です。
岩木山方面へ走っていくと、道路沿いにはりんご畑がたくさん見えてきます。
ただし、まだ9月3日。
木にはたくさんの実がなっていますが、多くはまだ色づく前。本格的な収穫シーズンはこれからです。
……旅は始まったばかりなのに、早くも荷物が増えました(笑)。

🌽 岩木山麓で旬の「嶽きみ」
続いて、岩木山の麓にある嶽地区へ。
目的はもちろん、
嶽きみです🌽
青森では、とうもろこしを「きみ」と呼びます。
「嶽きみ」は、岩木山麓の弘前市嶽地区で栽培されているブランドとうもろこし。
嶽地区へ近づくと、道路沿いにはとうもろこし畑が広がり、その横に直売所が次々と現れます。
まさに「嶽きみロード」。
今回は2軒立ち寄ってみました。
まずは、古くから嶽地区でとうもろこしを販売している有名店「柳田とうもろこし店」。
さらに少し走って「崎野農園」でも購入しました。
実際に食べ比べてみると、同じ嶽きみでも少し味が違います。
どちらも十分甘くて美味しいのですが、今回食べたものでは、崎野農園の方がほんの少し甘みを強く感じました。
畑や収穫のタイミングなどでも違うのでしょう。
何軒か回って食べ比べてみるのも、現地まで来た楽しみです。
もちろん焼き嶽きみもいただきました。

粒がやわらかく、しっかり甘い。
通販でも買えますが、岩木山の麓まで来て、とうもろこし畑を眺めながら食べると、やはり気分が違います。
この日の岩木山は雲に覆われ、山肌には霧が流れていました。
色づく前のりんご畑と、旬を迎えたとうもろこし畑。
9月初旬の津軽らしい風景です。

🏯 今しか見られない「動く弘前城」
嶽地区から弘前市街へ戻り、弘前城へ。
追手門から入り、本丸を目指します。
実際に見る弘前城の天守は、思った以上に小ぶりです。

その小さな天守の周囲に、巨大な鉄骨や重機。
かなり不思議な光景でした。
弘前城では本丸石垣の修理が行われていて、2015年には天守そのものを建物ごと移動。
そして2026年は、元の天守台へ戻す「曳戻し」の真っ最中です。
小ぶりとはいえ、江戸時代から残る天守を建物のまま動かしてしまうのですから、すごい工事です。
普通なら工事中の観光地は少し残念なのですが、今回はむしろ逆。
「弘前城が動いている途中」
を見ることができました🏯
何年か後に来れば、天守は元の場所に戻っています。
今しか見ることのできない弘前城です。

🍎 昼食は「レストラン山崎」
弘前城を歩いたあとは、12時に予約していた「レストラン山崎」へ。
今回の弘前旅で楽しみにしていた場所の一つです。
自然栽培の「奇跡のりんご」を使った料理で知られる弘前のフレンチレストラン。
今回は、「奇跡のりんごと友情のりんごフルコース」をいただきました。
せっかく弘前まで来たので、昼食もりんご尽くしです🍎
最初は「奇跡のりんご 二段しぼり」。
りんごジュースなので甘いものを想像しましたが、意外にも甘さはかなり控えめ。
普通のりんごジュースとはずいぶん印象が違います。
そして今回、特に気に入ったのが最初のオードブル。
自家製スモークサーモンと帆立貝柱の炙り焼きに、りんごや夏野菜を合わせた一皿です。
このスモークサーモンが、とても美味しい。
りんごを前面に押し出すのではなく、魚介や野菜の中に自然に組み込まれています。

続いて「奇跡のりんごと友情のりんごの冷製スープ」。
先ほどの二段しぼりは甘さ控えめだったのに、
こちらはしっかり甘い(笑)。
同じりんごでも、料理になると表情がまるで違います。

魚料理は、青森県産ヒラメのソテーと帆立と海老のクネル。
ヒラメはふっくら。特にクネルの滑らかな食感が美味しかった。
りんごはソースに使われていますが、前に出すぎず自然に馴染んでいます。

メインは、長谷川自然牧場熟成豚肉の「奇跡のりんご」と「友情のりんご」果汁煮。
豚肉はフォークを入れるとホロホロ。
かなり柔らかく煮込まれています。
料理名を見るとかなりりんご味が強そうですが、
食べてみると、
「りんご、どこにいるの?」
というくらい(笑)。
りんごの甘味や酸味が、煮込みの中に自然に溶け込んでいるのでしょう。

最後はりんご入りヌガーグラッセ。
食後の飲み物もアップルティー。
本当に最初から最後までりんごです。
ただ、このコースで面白かったのは、
「りんご尽くし」なのに、何でもりんご味にしているわけではないこと。
スープではりんごが主役になり、魚や肉では料理を支える側に回っています。
そして何より、スモークサーモンをはじめ、料理そのものが美味しい。
「奇跡のりんご」を目当てに予約しましたが、普通にフランス料理としてかなり満足しました🍽️
🩺 車窓から弘前大学医学部
レストラン山崎から藤田記念庭園へ向かう途中、車窓から弘前大学医学部が見えました。
弘前の中心市街地という一等地にある、長い歴史を持つ国立大学医学部です。
医者という職業柄、旅先でも医学部や大学病院があると、つい目が行きます(笑)。
今回は車窓から眺め、そのまま藤田記念庭園へ向かいました。

🌿 弘前の街中に広がる藤田記念庭園
午後は藤田記念庭園へ。
弘前出身の実業家・藤田謙一が大正時代に造らせた別邸跡で、弘前公園のすぐそばに広がる立派な庭園です。

高台と低地に分かれていて、低地には池や滝、赤い橋を配した日本庭園。
木々に囲まれた園内を歩いていると、街の中心部にいることを忘れそうになります。

そこから高台へ上がると、今度は和館と洋館が現れます。
午前は弘前城。
午後は庭園と大正時代の洋館。
同じ弘前の中心部でも、景色が次々に変わっていきます。
洋館の「大正浪漫喫茶室」で少しお茶をするつもりでしたが、満員で受付終了。
まだ閉店まで2時間以上あったので、これは少し残念でした(笑)。

🏛️ 弘前の洋館を歩く
その後は弘前市立観光館へ。
館内には大きな弘前ねぷたが展示されていて、間近で見るとなかなかの迫力です。

続いて、すぐ近くの旧弘前市立図書館へ。
白い外壁に赤い屋根、左右の塔が印象的な洋館で、内部も見学できます。
午前に歩いた弘前城とはまるで違う雰囲気。
弘前は城下町でありながら、近代の洋風建築が街中に残っているのも面白いところです。

🍎 午後も、やっぱりりんご
そして旧東奥義塾外人教師館へ。
1階の「サロン・ド・カフェ・アンジュ」でひと休みです。
注文したのは、

「弘前りんごづくしセット」。
昼はレストラン山崎でりんご尽くし。
午後も、やっぱりりんごです(笑)。
この日は朝からりんごを買い、昼にりんご料理を食べ、午後にはりんごのスイーツ。
かなり本気の「りんご旅」になってきました🍎
一緒にいただいたのが「津軽藩再現コーヒー」。
幕末、北方警備に向かった津軽藩士が薬用として飲んだというコーヒーを再現したものです。
明治の文明開化より前に、津軽でコーヒーが飲まれていたというのが面白い。
弘前の洋館で、りんごのスイーツを食べながら幕末のコーヒー。
なかなか弘前らしい休憩になりました☕

♨️ 旅の最後は、さるか温泉へ
弘前の街歩きを終え、青森空港方面へ。
その途中、平川市の「さるか荘」に立ち寄りました。
奥州津軽の霊地として知られる猿賀神社の境内にある、源泉かけ流しの日帰り温泉です。
お湯はやわらかく、浸かっていると肌がすべすべしてきます。
派手な特徴を主張する温泉ではありませんが、なかなかいいお湯でした♨️
朝からかなり動いた身体も、ここでしっかり温まりました。

📦 最後はスーパーで段ボール(笑)
温泉を出て給油し、そのまま空港へ……
の前にスーパーへ。
りんごと嶽きみなどが増えすぎたため、ガムテープを買い、段ボール箱をもらって荷造りです(笑)。
青森まで日帰り旅行に来て、最後にスーパーで段ボールを組み立てることになりました📦
🍜 青森空港で、みそカレー牛乳ラーメン
無事に荷造りを終え、青森空港へ。
最後の夕食は青森名物、
みそカレー牛乳ラーメン。
名前だけ聞くとなかなか大胆ですが、味噌のコクとカレーの香りを、牛乳がまろやかにまとめています。
昼は弘前フレンチ。
夜は青森のご当地ラーメン。
この振れ幅も旅の楽しさです🍜

🍎🌽 帰宅すると、青森がいっぱい
夜、無事に帰宅。
この日持ち帰ったものを並べてみました。
「つがる」2袋、「きおう」1袋、梨、嶽きみ、アスパラ、にんにく、中玉トマト、ミニトマト、かぼちゃケーキなどの焼き菓子。
ミニトマトはよく熟していて、とても甘い。
こうして全部並べてみると、
段ボール箱が必要だった理由がよく分かります(笑)。
今回の主役は、やはりりんごと嶽きみだったのかもしれません🍎🌽
早生りんごを買い、旬の嶽きみを2軒で食べ比べ、昼も午後もりんご尽くし。
その合間に、今しか見られない「動く弘前城」と、弘前の庭園や洋館を巡りました。
最後には段ボールいっぱいの青森を持ち帰ることに(笑)。
9月初旬の津軽を、朝から晩までしっかり味わった日帰り旅になりました。

