院長ブログ

💤 いびき・睡眠時無呼吸症候群 ~CPAP治療の保険適用が拡大!~

[ 公開日: 2026/10/8 ]

💤 CPAP治療の保険適用基準が変わりました

2026年6月から、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療に用いるCPAP(シーパップ)療法の保険適用基準が緩和されました。

CPAPは、睡眠中に鼻マスクから空気を送り込み、気道が塞がるのを防ぐ治療法です。

これまでは、睡眠時無呼吸症候群と診断されても、保険適用の基準を満たさず、CPAP治療を保険診療で受けられない患者さんがいました。

今回の改定によって、これまで対象外だった方にも、保険診療でCPAP治療を受けられる可能性が広がりました。

⚠️ いびきは睡眠時無呼吸症候群のサインかもしれません

「いびきが大きい」「睡眠中に呼吸が止まっていると言われた」「日中に強い眠気がある」。

そんな方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群は、単にいびきがうるさいだけの病気ではありません。

睡眠中に無呼吸や低呼吸を繰り返すことで、日中の眠気や集中力の低下を引き起こすほか、高血圧、不整脈、心筋梗塞、脳卒中などとの関連が指摘されています。

また、強い眠気による居眠り運転や交通事故の危険性も高まります。

いびきや睡眠中の無呼吸が気になる方は、まず検査を受けることが大切です。

🏠 まずはご自宅で簡易検査

当院では、ご自宅で行える睡眠時無呼吸症候群の簡易検査を実施しています。

主に使用している機器は鼻にチューブを装着する必要がないものです。鼻にチューブつけるものよりも、違和感が少なく検査できることが特徴です。

手首に小型の測定装置を装着し、指先と胸元にセンサーを取り付けて、ご自宅で普段どおりに眠るだけです。

検査では、睡眠中の呼吸状態に加え、血液中の酸素の状態や睡眠の状態などを調べます。

検査費用は、3割負担の方で約2,700円です。

検査結果によっては、そのままCPAP治療を開始できる場合もあります。一方、より詳しい検査が必要な場合には、精密検査(PSG)を行います。

「いびきが気になるけれど、病院に泊まって検査するのは大変そう」という方も、まずは自宅でできる簡易検査から始められます。

📊 CPAP治療の保険適用基準はどう変わった?

睡眠時無呼吸症候群の重症度は、AHI(無呼吸低呼吸指数)という数値で評価します。これは、睡眠中に呼吸が止まったり、浅くなったりする回数を1時間あたりで表したものです。

今回、CPAP治療の保険適用基準が次のように緩和されました。

【自宅で行う簡易検査】

従来:AHI 40以上

2026年6月から:AHI 30以上

【精密検査(PSG)】

従来:AHI 20以上

2026年6月から:AHI 15以上

特に重要なのは、精密検査でAHI 15以上20未満だった方にも、CPAP治療が保険適用となったことです。

睡眠時無呼吸症候群は、一般的にAHI 5以上15未満を軽症、15以上30未満を中等症、30以上を重症と分類します。

これまでは、同じ中等症でもAHIが20未満の場合には、CPAP治療が保険適用になりませんでした。

今回の改定によって、日本の保険適用基準が国際的な治療基準に近づいたことになります。

また、簡易検査の基準もAHI 40以上から30以上に引き下げられたため、精密検査を受けなくてもCPAP治療を開始できる患者さんが増えました。

※実際の治療適応は、検査結果や症状などを踏まえて医師が判断します。

🏥 お仕事を休まずに精密検査を受けられる体制を整えています

睡眠時無呼吸症候群の精密検査(PSG)は、脳波や呼吸状態、血液中の酸素の状態などを詳しく調べる検査です。

一般的に、総合病院や大学病院でPSG検査を受ける場合には、

という流れになることがあります。

この場合、平日に何度も病院へ足を運ぶ必要があり、お仕事をされている方にとっては大きな負担となります。

そこで当院では、睡眠障害の専門クリニック「RESM新東京」【 JR京浜東北線 大森駅(大井町駅の隣駅)徒歩2分】と正式に提携し、仕事や日常生活への影響をできるだけ抑えながら精密検査を受けられる体制を整えています。

RESM新東京は、JR大森駅東口から徒歩わずか2分。宮前平駅からも電車を乗り継いでアクセスしやすく、東京都心へ通勤されている方にも便利な立地です。

平日の検査では、18時30分〜19時に受付し、翌朝6〜7時には退院できます。

つまり、仕事帰りに検査を受け、翌朝はそのまま出勤することも可能です。土曜日の検査にも対応しています。

しかも、RESM新東京への来院は原則として検査当日の1回だけ。検査結果の説明や、その後のCPAP治療は当院で行います。

最近では、自宅で行う精密検査(在宅フルPSG)という方法もありますが、専門施設で行う入院PSGでは、検査中の状態を確認しながら測定できるため、より安定した検査環境が確保できます。

当院では、検査の精度だけでなく、患者さんの時間的な負担も大切に考えています。

「仕事が忙しくて精密検査を受けられない」

そんな理由で診断や治療を先延ばしにすることがないよう、通院しやすい検査体制を整えています。

👨‍⚕️ 当院では検査からCPAP治療まで一貫して対応しています

院長は約25年前から睡眠時無呼吸症候群の診療に携わっており、当院でも簡易検査から精密検査の手配、CPAP治療、その後の継続管理まで対応しています。

また、耳鼻咽喉科として鼻づまりやアレルギー性鼻炎などの診察・治療も行っています。

鼻づまりがあるとCPAPを快適に使用できない場合もあるため、鼻の病気もあわせて診察できることは耳鼻咽喉科ならではの特徴です。

以前の検査でCPAP治療の対象にならなかった方も、今回の基準変更によって保険診療で治療できる可能性があります。

過去に検査を受けたことのある方は、その検査結果をお持ちいただくと参考になります。

いびきや睡眠中の無呼吸、日中の眠気が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

詳しくは、当院ホームページの「睡眠時無呼吸症候群(SAS)・いびき治療」をご覧ください。

 

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